函館市内の文化・教育施設などを夜間開放する「はこだてカルチャーナイト2017」(実行委主催)が22日、各所で開かれた。大勢の親子連れが施設を巡り、日中とはひと味違った夜の施設を楽しんだ。
13回目の今年は市や民間企業など44の企業・団体が参加。イベントが始まる午後5時半ごろをすぎると、市内各地で親子連れが見られ、各会場が子供たちでにぎわった。
このうち日銀函館支店では施設を開放し、お金の重さ体験を開催した。さらに今回は同支店初の試みとなる「金塊(レプリカ)の重さ体験」を実施。子どもから大人まで、約14・7キロの金塊を持ち上げようと列をつくって挑戦していた。兄弟で挑んだ函館市の工藤大雅ちゃん(5)と佑貴ちゃん(3)は「すごく重かったけど、きれいで楽しかった」と笑顔だった。同支店ではこのほか、1億円の重さ体験やお金にまつわるクイズラリーなどを行った。
また、函館市国際水産・海洋総合研究センターでは、函館税関による麻薬探知犬のデモンストレーションが行われたほか、函館開発建設部によるロータリー除雪車や災害対策用の水陸両用車の試乗体験などが行われ、来場者が高い座席からの眺めなどを楽しんでいた。(野口賢清)