函館市がまとめた18日午前11時時点での台風18号による市内の被害状況によると、雨漏りや店舗の看板がはがれるなどの建物被害が35件、倒木などの建物以外の被害が12件確認されている。けが人などの人的被害は入っていない。
同時点で、常盤川が氾濫の恐れがあるとして、港町3や石川町など9地域の1万3183世帯2万6387人に避難準備・高齢者等避難開始、土砂災害が発生する危険性が高まったとして、南茅部4地域の463世帯、1086人に避難勧告を発令した。
午前10時現在、避難所は26カ所開設しており、37世帯61人が避難している。市総務部は「現在は風も雨も落ち着いているが、吹き返しの恐れもあるので警報が解除されるまで注意していただきたい」と呼び掛けている。