【江差】第55回記念江差追分全国大会(江差追分会、江差町主催、函館新聞社など後援)が15日、町文化会館(茂尻町71)で開幕した。地区大会を勝ち抜いた国内外の368人(男性189人、女性179人)が本大会にエントリー。決選会の17日午後8時ごろに「追分日本一」が決まる。
開会式で大会長の照井誉之介江差町長は「今年4月に江差町が日本遺産認定を受けた。その物語性の中心に江差追分があり、全国大会を通じて魅力発信など、素晴らしさを後世に残していくためにも出場者の思い思いのステージで盛り上げてほしい」と激励した。
3年連続で本選出場した江差町のアルバイト、長谷川有沙さん(26)は「とても緊張して、歌い終えてほっとした。江差追分の魅力は、どんなに歌っても次から次へと学ばなければならないことに気づかされるところ。それがいい」と笑顔だった。
大会2日目の16日は午前8時半からで熟年、一般の予選。午後0時10分ごろに「江差町民・少年少女の大合唱」。最終日の17日はプログラム(2300円)が入場券。インターネット生中継は「江差追分全国大会」で検索。(田中陽介)