第9回全国理容美容学生技術大会(日本理容美容教育センター主催)の北海道地区大会で函館大妻高校(池田延己校長)家政科ファッション造形コース3年の高林瑠巳那さん(17)と岩崎沙羅さん(同)がヘアデザイン画部門中学・高校生の部で優秀賞、櫻庭涼加さん(同)が敢闘賞に輝いた。3人は「信じられなかったけどうれしい」と喜んでいる。
同部門は、全国の中高生が対象で、デザイン画の技術力や独創性を競うコンテスト。同校からは2014年以降毎年2、3年生が応募しており、今回は2年生12人、3年生35人が挑戦した。作品は「ファッションデザイン」の科目授業のほか、放課後や自宅での時間を制作に費やし約3週間かけて作り上げた。
今回のテーマは「キュート」。A3サイズのイラストボードを使い画材は水彩、色鉛筆など自由。岩崎さんは「髪の毛をリボンにして2カ所に作ったのが一番のポイント」と話す。昨年敢闘賞だった高林さんは「ツインテールにハートや星型の髪どめを飾り、目を強調した」、櫻庭さんは「片側は編み込みをして少女らしさを表現し、半分は花を飾り大人の女性をイメージした」と振り返る。
優秀賞作品は11月に東京で開催する全国大会に出品される。家政科主任の工藤真知子教諭は「技術力が上がっており、ドレスデザイン、髪型、メイクのトータルで考えられるようになる」と期待を寄せている。(木村京子)