函館のまちづくり団体の連携推進を目的とした「函館景観まちづくり協議会」の設立総会が29日、市役所で開かれた。会長に佐々木馨さん(函館の歴史的風土を守る会会長)を互選。同協議会は来年度に市内で開く「開港5都市景観まちづくり会議函館大会」の実行委の役割も担う。
同協議会は市内の市民団体や経済団体など28団体で構成。1858年に開港した5都市(函館、新潟、横浜、神戸、長崎)の市民が集結し、魅力あるまちづくりを考える同大会の内容を協議するほか、各団体相互の連携推進を図る。
設立総会では、同大会の日程に飲み歩きイベントの「函館西部地区バル街」を組み込むことなどを決めた。今後、5回程度の運営部会を開き、分科会や講演会などの企画内容について協議する。
佐々木会長は「市民や地域のため、皆さんの協力をいただきながら、我々にできることを提言していきたい」と述べた。(金子真人)