晩夏の函館の夜空を彩る「第52回湯の川温泉花火大会」(実行委主催)が19日夜、函館市湯川町の松倉川河畔で行われた。約4万5000人(主催者発表)の来場者が、華やかな3000発の花火を堪能しながら去りゆく夏を惜しんだ。
函館の夏祭りを締めくくるイベント。この日はやや肌寒かったが、好天に恵まれ、絶好の花火日和。打ち上げ開始の午後7時40分ごろには、艶やかな浴衣姿の女性らで会場はごった返した。
計30のプログラムを用意。スターマインをはじめ、イカをかたどった花火や満天の星を表現した花火など、趣向を凝らした光のショーに観客から歓声が上がった。友達4人で訪れた函館大谷高校1年の吉田陽生君(16)は「フィナーレが良かった。火花が下に落ちてくる感じが好き」と話していた。(山崎大和)