【江差】姥神大神宮渡御祭は最終日の11日、上町巡行を行い閉幕した。豪華な装飾が施された13台の山車(やま)と祭りばやしの調べが、ニシン漁や北前船交易で栄えた江差のにぎわいを伝えた。
午後9時過ぎのクライマックスでは、新地町に13台が集結。街頭アナウンスでは、各山車の頭取や人形などの紹介の後「3日間の巡行、大変ご苦労様でした!」とねぎらわれ、引き手はさらにヒートアップ。時折肌寒い風が吹く中でも、疲れを見せずに激しいテンポの祭りばやしに乗って熱狂した。
北斗市から家族3人で訪れた平山香さん(29)は「歴史ある祭りを見られて感激。江差町民のエネルギーをいただきました」と話していた。
10日の「祭ばやしコンクール」の結果は、1位が2年連続で楠公山(津花町)、2位は神功山(愛宕町)、3位は松寶丸(海岸町、陣屋町)だった。(稲船優香)