函館港まつり(実行委主催)は2日、メイン行事「ワッショイはこだて」の十字街・松風コースが行われた。市民ら約9800人が色とりどりの衣装で約1・5キロをパレードし、華やかに夏の函館を彩った。
十字街で開かれた開会式で、実行委の渡邉兼一会長は「今年は国際色豊かで一段と盛り上がる。参加者はゴールまで最高の踊りを披露してほしい」とあいさつ。踊り手が続々と豊川広路を出発し「函館港おどり」「いいんでないかい」に合わせて練り歩いた。
第2部は子どもたちによるいか踊りのほか、函館国際観光コンベンション協会とシンガポール政府観光局の姉妹提携25周年を記念し特別招待した「マルチエスニック・ダンスアンサンブル」が登場。シンガポールの活気を表現したダンスと打楽器演奏で沿道を盛り上げた。武将伊達政宗を題材にした青森ねぶたも〝出陣〟し、「跳人(はねと)」が勇壮に躍動した。
函館市の主婦、久田祐未さん(31)は「友達がたくさん出るので楽しみ」と笑顔。3日は堀川・五稜郭コースが行われる。(稲船優香)