第一交通産業グループ(北九州市、田中亮一郎社長)は、函館市にあるグループ会社の「ことぶき第一交通」と「美咲第一交通」で、子どもを対象とした登録制サービス「子どもサポートタクシー」の提供を始めた。
地域貢献の一環として昨年、北九州地区で開始。現在は山口県や宮崎県、宮城県など11道県で展開しており、道内は函館と札幌で利用できる。
同サービスでは3歳から12歳までの子どもを保護者に代わり送迎。24時間・365日対応で、利用料金は通常のタクシー料金のみ。子育てシッター養成講座を受けたドライバーが送迎を担当する。現在、函館の2社の運転手152人のうち79人が受講済みで、今後全ドライバーの受講を進めていく考えだ。また、送迎完了時の保護者への連絡、料金の後払いといったサービスもあり、小さな子ども1人でも安心して利用することができる。
学校や塾、保育園、スポーツクラブの送迎など、用途はさまざまで、函館では今月15日にサービスを始めた。
ことぶき、美咲両社の佐藤達彦統括所長は「しっかりと教育を受けたドライバーが対応するので、気軽に利用してほしい」と呼び掛けている。登録は無料で、ファクスまたはインターネットで受け付ける。問い合わせは、ことぶき第一交通(0138・55・2295)へ。(木津谷夢)