17日の函館競馬開幕に向けて、日本中央競馬会(JRA)函館競馬場に競走馬が続々と入厩(きゅう)。調教も本格化し、競馬場内は活気づいている。
今年の函館競馬は昨年と同じ週の開幕で、7月23日までの12日間開催。入厩は5月25日から始まり、8日現在で330頭が入っている。デビューを迎える2歳馬はすでに47頭おり、今後続々と増えていく。昨年のピークは6月25日から7月半ばにかけて約700頭が入厩し、今年も同数の競走馬が入るという。
調教は厩舎周辺を歩き、午前5時半ごろにコースが開放されると、次々とウッドコース(1周1300メートル)やダートコース(1周1475・8メートル)へ移動して軽快に駆け回り、びっしりと汗をかいていた。交代で馬の体を動かし、同9時ごろまで続いた。
今年の重賞は18日の「函館スプリントステークス」、7月16日の「函館記念」、同23日の「函館2歳ステークス」の3レース(いずれもGIII)。開幕日の17日にはお笑い芸人のアンガールズ、18日は表彰プレゼンターとして俳優の藤原竜也さんが来場するなど、さまざまなイベントが用意されている。(小林省悟)