サクラの見頃を迎えている道南では、4日も名所に大勢の人々が訪れた。気象庁の速報値によると、森で23・3度、函館21・2度、松前20・3度など7地点で今年の最高気温を記録。5月下旬~7月下旬並みの陽気となり、絶好の花見日和となった。
五稜郭公園には、朝から夜までひっきりなしに市民や観光客が訪れた。夜は450個のちょうちんが一輪一輪を照らす中、和やかにジンギスカン鍋などを囲む花見客の笑い声が響いた。
大学の友人や卒業した先輩ら10人と訪れた道教育大函館校3年の音喜多美悠さん(20)は「花見は3回目。久しぶりに札幌や道外の先輩と会えて楽しい」と話していた。
夜桜電飾点灯は五稜郭、函館の両公園とも14日まで。(稲船優香)