函館近郊の各小学校では入学説明会が順次終わり、保護者による準備も進められている。新入学や進学シーズンを控え、文房具の売れ行きが活発で、文具店や大型店などの売り場では、各学校の説明資料を手にした親子連れの来店が増え始めている。
北斗市七重浜2の専門店「石田文具」では小学校入学時に必要となる文具一式をまとめたコーナーを設置。後藤理香店長は「キャラクターものではない文房具を指定する学校が増えつつある」と話す。キャラクターもの以外にも、無地やシンプルな絵柄の文房具をそろえ、ランドセルと色を合わせて購入する人も少なくないという。道具箱もB5、A4サイズと取りそろえる。人気商品は早めに品切れとなることもあるため、3月中旬ごろまでの来店を呼び掛ける。
また、保護者を悩ませるのが持ち物への名前書き。ラベル専用プリンターや家庭用プリンターで出力できるシール台紙のほか、布やプラスチックなど材質を選ばないゴム印スタンプセットも人気だという。
贈答用には、注文から商品が届くまで3週間程度かかるが、鉛筆や色鉛筆に名入れする有料サービスも人気。お祝いのお金を包むのし袋も、ランドセル型のキーホルダーが付いたものやイラストが入ったものなど種類も豊富だ。
今月4、5の両日は、パイロットのボールペンや万年筆製品(1本1000~3000円)に無料で名前を刻むキャンペーンを実施。卒業や進学記念のプレゼントにも喜ばれるといい「ご予約いただければ当日確実にお渡しできます」としている。(今井正一)