2月の冬空を彩る「函館海上冬花火」(実行委主催)が8日、函館湾豊川埠頭(ふとう)で始まった。約2000発の花火が次々と澄んだ冬空に打ちあがり、市民や観光客を魅了した。12日まで毎日午後7時40分から約20分間、各2000発を打ちあげる。
「はこだて冬フェスティバル」の協賛イベント。旧シーポートプラザ周辺には、花火を間近で楽しもうと大勢の人が詰め掛けにぎわった。観覧エリアには移動販売車も登場。たこ焼きやカレーを味わいながら、花火を楽しむ人の姿も多く見られ、夜空に大輪が咲くたびに、会場に歓声がこだました。七飯高校の猪股春花さん(17)と米倉知穂さん(同)は「花火の乱れ撃ちみたいな場面が印象的で、すごくよかった。機会があれば期間中もう一度見たい」と声をそろえた。
実行委は同プラザ周辺のほか、金森赤レンガ倉庫群や八幡坂、函館山ロープウェイなどからの観覧を薦めている。13日からは、冬花火を題材にしたフォトコンテストの応募も開始する。18日までで、1人5点まで。開催の有無やフォトコンテストへの応募は冬花火のホームページ(http://fuyuhanabi.com/index.html)で確認できる。(野口賢清)