新年恒例の函館市年賀会(市、市議会、函館商工会議所主催)が4日、函館国際ホテルで開かれた。各界、各層から750人が出席し、獅子舞の演舞で幕開け。北海道新幹線開業後のにぎわいを継続させ、2017年が函館にとってさらなる飛躍の1年になるよう願いを込めた。
工藤寿樹市長は「今年は『ポスト新幹線元年』。お祭り騒ぎは昨年限り。再び前を見て、函館再生への取り組みを一歩一歩堅実に、さらに積極果敢に進めていきたい」と述べた。さらに「住んでも、訪れても誰もが函館で過ごす時間を幸せに感じることができる街にしたい。人口減少は止まらないが、一人一人の幸せを考え、豊かに元気に生きていけるかを求めていきたい」と力を込めた。
久保俊幸会頭は「いろいろな業界、団体、それぞれの立場があると思うが、この街を素晴らしい街にする、多くの人に来ていただく、素晴らしい人生を歩むよう、ベクトルを合わせ、協力しながら進めていきたい」と述べ、祝杯を挙げた。
出席者はそれぞれあいさつを交わし、決意を新たにした。佐古一夫議長が「新幹線時代を迎えた函館。勇気とスピード感を持って新しい課題に取り組んでもらいたい」と述べ、三本締めで締めくくった。(今井正一)