サッカーJ2の北海道コンサドーレ札幌が20日、札幌ドームで行われた今季最終節でツエーゲン金沢と0-0で引き分け、優勝とJ1昇格を決めた。函館市本通2の洋食店「キッチンデューク」では、地元サポーターがテレビ観戦で試合の行方を見守り、終了のホイッスルが鳴り響くと、ハイタッチで喜びを分かち合った。
前節(12日)は同店に40人ほどが集まっていたが、この日はほとんどの人が札幌ドームに駆け付けたため、同店に集まったサポーターはわずか5人。それでも優勝と5季ぶりのJ1復帰が掛かった大事な試合とあって、気合十分で声援を送り続けた。
引き分け以上で優勝が決まる大一番。J2の残留が掛かる相手の猛攻を受けながらも、今季躍進の原動力となった堅い守備で守りきった。
市内富岡町の熊谷千香良さん(48)は「シーズン後半は勝ちきれない試合が続き、もやもやした気持ちだったが、最終戦で決めてくれて良かった」。北斗市東浜の戸来透さん(38)は「勝ち癖のついたチームが来季のJ1でどれだけ戦えるのか楽しみ」と話していた。
――◇――
丸井今井函館店(本町32)では、北海道コンサドーレ札幌のJ2優勝を祝い21日から3日間、優勝おめでとうセールを開催する。また、セール初日は開店の午前10時に合わせて、1階正面玄関でつきたての餅を振る舞う。振る舞う餅は6キロおよそ400人分の予定で、なくなり次第終了となる。(金子真人、野口賢清)