大手薬局チェーンのサッポロドラッグストアー(札幌)は12月下旬、五稜郭公園前に新店舗をオープンする。免税販売に対応し、人気の観光スポットを訪れる国内外の旅行客らの需要取り込みを狙う。
「函館五稜郭店」は、10月末で閉店した土産店「はこだて海鮮市場五稜郭公園前店」の建物を改装。売り場面積は約220平方メートル。海外客に人気の化粧品や医薬品、日用雑貨などを並べ、英語や中国語を話せるスタッフを配置する。
同社は、外国人観光客が立ち寄るエリアを中心に出店を進めており、市内では直近の2年間で函館空港やベイエリアなどに計4店を開業。12月中旬には港店が移転オープンする予定で、同社総務部は函館地区への進出について「(特定の地域に集中して出店する)ドミナント戦略の対象と位置付けている」としている。(山田大輔)