函館市内の文化施設などを夜間に開放する「はこだてカルチャーナイト」(実行委主催)が21日、開かれた。大勢の親子連れが参加し、普段訪れることない施設などを見学して楽しんだ。
今年で12回目を迎える人気イベントで、全32会場で41の企業・団体が出展。午後5時半ごろにイベントが始まると、各会場が参加者であふれた。
このうち、親子ら約240人が来場した道南食品(千代台町14)では、キャラメルやチョコレートの製造工場を見学。子どもたちは従業員の説明を聞きながら、お菓子が箱詰めされる様子などを見て仕事に理解を深めた。
また、市国際水産・海洋総合研究センターでは、北海道電力や函館税関などのブースが登場。北電では工作教室や発電機を使ったエネルギー体験などが行われ、子どもを中心に盛り上がっていた。
道南食品を見学した函館神山小学校5年の高松凰君(11)は「普段食べているお菓子が作られる様子を見ることができて、とても勉強になった。楽しかったし、機会があれば今度はじっくりと見学したい」と話していた。(野口賢清)