【江差】第54回江差追分全国大会(江差追分会、江差町主催、函館新聞など後援)が16日、町文化会館(茂尻町71)で開幕した。地区大会を勝ち抜いた国内外の367人が本場・江差に集結。決選会の18日夜に今年の追分日本一が決まる。
今年は、一般大会に176人、熟年大会(70歳以上)に141人、少年大会に50人がエントリー。最高齢は関東地区の小沼とみ子さん(88)、最年少は小学2年の中村快君(江差地区)と大野剛弘君(札樽地区)。海外勢は、エルシー・カワモトさん(ハワイ)と有熊茂さん(ブラジル)。
1日目は熟年と一般の予選会。地区大会を突破し、初めて本大会・一般の舞台に立った吉田由香里さん(42)=八雲支部=は「息を切らさずに歌うことができて良かった。緊張よりも楽しい気持ちがあった」と笑顔だった。
大会2日目の17日は、熟年・一般の予選で、午後1時ごろに少年少女50人の大合唱。18日は少年、熟年・一般の決選会で、午後6時20分ごろからのアトラクションでは、前年度優勝者の歌声やアイヌ古式舞踊(国指定重要無形民俗文化財)を披露する。いずれも開会は午前8時半。インターネット中継は「江差追分全国大会」で検索。
問い合わせは本部(0139・52・2012)へ。(田中陽介)