【七飯】福島県内の子どもたちが道南で自然や文化を体験する「のびのび夏休みinはこだて2016」が24日、七飯町などで始まった。小学4~6年の児童20人が参加し、初日から北海道昆布館などを見学して楽しんだ。
東日本大震災をきっかけに、同県の子どもたちに自然の中でのびのびと体を動かしてもらおうと、七飯町や函館市の主婦らでつくる「ほんわか」(田中いずみ代表)が毎年実施しているプログラム。
この日北海道新幹線で道南入りした子どもたちは、その足で道昆布館を見学。コンブミュージアムでコンブの歴史などを学んだほか、買い物を楽しんだ。郡山ザベリオ学園小学校5年の石澤一華さん(11)と鷲谷茉南さん(同)は「北海道はもっと涼しいと思っていたが、意外と暑かった。プログラムではホストファミリーと過ごすのが楽しみ」と声をそろえ笑顔だった。
子どもたちは7泊8日の日程で、大沼カヌー体験やりんごの実すぐり体験、軍川小学校の児童らと交流学習などを行いながら、夏の道南を楽しむ。(野口賢清)