NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は8日、今夏に行う第29回公演に向けた決起集会を函館アリーナで開いた。約30人が集い、夏の公演成功に向けて結束を誓った。
今年の公演は、7月9日~8月7日の土、日曜で計10回。土曜は夜に本公演(有料)で、五稜郭公園一の橋広場で行う。日曜は五稜郭タワーアトリウムで昼に無料のミニ公演を行う。
中村理事長は「公演まであと2カ月。今年は夜の公演があり、資金集めにも一層力を入れなければならない。来年は30回の節目でもあり、皆さんの熱演と、知人や関係機関の協力でもっと充実した野外劇になるよう頑張っていこう」とあいさつした。
せりふのあるキャストやダンスチーム、舞台監督らが自己紹介し、テーマ曲「星のまちHakodate」を全員で歌った。
函館中部高校2年で演劇部の柳澤詩織さん(16)は「1月のワークショップで楽しそうだと思い、野外劇に初めて出ようと決めた。4月の稽古の様子もすごく皆さんが輝いていたので、私も舞台の力になれれば」と声を弾ませていた。
同会では、よさこいソーラン踊りなどの踊り手を募集している。ボランティア出演で小学5年生以上。問い合わせは同会事務局(TEL0138・56・8601)へ。(田中陽介)