JR北海道は26日、北海道新幹線(新函館北斗―新青森間)の開業1カ月間(3月26日~4月25日)の利用実績を発表した。1日あたりの平均乗車人員は約5600人で、乗車率は27%。輸送人員は、前年同期の在来線実績と比べて2倍に増加した。
上下線の1日平均の乗車人員はともに2800人。前年同期に運行していた特急の輸送実績と比較し、上りが2・02倍、下りが1・96倍に増加した。座席別の乗車率は、最上級車両のグランクラスが34%、グリーン車が28%、普通車が26%となっている。
同社は「想定通り順調に推移している」とし、今後は函館、札幌発の東北向け旅行商品などを発売して、新幹線の需要増につなげたい考えだ。
大型連休期間(28日~5月8日)の予約率は14日時点で28・8%。新函館北斗駅に到着する下り列車は29日~5月1日、東京方面に向かう上りは同5日を中心に、複数の列車が満席となっている。(山田大輔)