道は25日、函館市末広町の金森赤レンガ倉庫で「北海道新幹線開業前夜祭」を開いた。プロジェクションマッピングや音楽ライブ、花火打ち上げなど多彩な催しを繰り広げ、ひと足早く新幹線時代の幕開けを祝った。
イベントは、この日のために結成された「道南太鼓連合」約70人による力強い演奏で幕開け。記念セレモニーで、高橋はるみ知事は「新幹線開業という大きな夢の実現を地域の活性化につなげたい」とあいさつした。
地元自治体の首長ら約20人が一斉にボタンを押すと、赤レンガ倉庫の壁面に色鮮やかな光の立体映像が登場。馬車鉄道から新幹線まで交通手段の移り変わりを約5分間で紹介し、来場者を幻想的な世界へいざなった。
家族と訪れた会社員の遠藤真知子さん(37)は「とても感動した。新幹線で仙台へ行ってみたいです」と笑顔で話していた。(山田大輔)