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人工知能の小説 一次審査通過

 【東京】公立はこだて未来大学の松原仁教授らでつくる、人工知能(AI)による小説創作プロジェクトチームが、文学コンテスト「第3回日経星新一賞」に作品を応募し、21日、東京都内で成果報告会を開いた。結果は今月上旬に発表され、同チームが応募した4作品のうち、一部は一次審査を通過した。松原教授は「入選を目指し、次回以降も作品を出し続けていきたい」と話している。
 同チームは2012年から「ショートショート(原稿用紙20枚に満たない作品)の神様」と呼ばれた作家、故星新一さん(1926~97年)の作品テキストやプロットを解析し、AIにショートショートを創作させる研究を続けている。
 昨年9月、同コンテストに「私の仕事は」「コンピュータが小説を書く日」などショートショート4作品を初めて出品した。AIが創作した事実を明かすことなくペンネームで応募し、どの作品もコンピューターやロボットが擬人化して登場している。
 作品の完成まで、星さんが書いた約1000の作品をコンピューターで分析し、さらに使われている単語の種類や文章の長さ、言い回しなどの特徴をコンピューターに学習させた。さらにそれぞれの作品の構造も調べ、それらを組み合わせるなどしながら新たな物語を生み出してきた。
 報告会では松原教授らプロジェクトに携わった研究者が、応募作品の解説やその生成の仕組み、今後のAIによる創作の可能性、展望について報告した。
 結果について松原教授は「今回は文章が成立し、作品として読めることを至上命題としていたので、どの作品もそれなりに書けていたのでは。一次審査を通過した作品もあり、成果があった」と評価。今後に向け「星さんらしい落ちの付け方やキャラクターの魅力をどう表現するかなど、感性の部分をどう築いていくかがこれからの課題」と話している。(鈴木 潤)










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