JR北海道は26日から、北海道新幹線の通勤・通学用定期券を発売する。新函館北斗発の通勤用1カ月の料金は、木古内までが6万1830円、新青森までが15万9610円となる。
定期券は通勤用の「FREX(フレックス)」、通学用の「FREXパル」の2種類で、有効期間はそれぞれ1カ月と3カ月。通学用は通勤用と比べて2~3割安く、1カ月の料金は新函館北斗―木古内間は4万9760円、新函館北斗―新青森間が11万6160円。
定期券で座席の予約はできないが、普通車指定席に空席があれば座れる。満席の場合は立席となり、グリーン車や最上級車両「グランクラス」は利用できない。
奥津軽いまべつ駅のある青森県今別町新幹線対策室によると、新幹線で青森市内の高校に通う生徒らの需要を見込んでいるという。同対策室は「現在は高校の始業時間に間に合う列車がないことから、青森市内で下宿生活をする高校生が多いが、開業後は新幹線通学者が増える」といい、町が費用の3分の1を助成する方針だ。
JR北海道は「定期券発売により、多くの方々に新幹線をご利用いただきたい」としている。(山田大輔)