北海道中小企業家同友会函館支部(高橋泰助支部長)の勉強会グループ、はこだてスローフード研究会(会長・金子宏マルキチ食品会長)は7日、昨年10月に開発したご当地グルメ「ハコダテライス」のレシピ発表会を五島軒本店で開いた。今後は道南のホテルや飲食店で調理方法を共有して同じメニューを提供する計画で、函館の新名物を目指す。
ハコダテライスはホウレンソウまたはカボチャを使用し、パエリア風に炊き上げた道産米がベースで、旬にこだわった地元の食材を最低5種類トッピングしたのが特徴。道南の食の魅力を再認識し、新たな地産地消グルメを発信しようと同研究会が1年がかりで開発した。
発表会では、下準備の方法などを記した手引きや調理の様子を収めた映像などを使い、調理の手順を紹介。続けて、この日集まった会員や関係者約70人にハコダテライスが振る舞われた。
同研究会は、今月中にフェイスブックでもレシピを公開し、家庭でも気軽に味わえるよう工夫を図る考えだ。ハコダテライスは北海道新幹線が開業する3月26日から、五島軒本店で提供を開始。他にも取り扱いを希望するホテルや飲食店が複数あるといい、「やきとり弁当」を提供するハセガワストアとも連携を目指す予定だ。金子会長は「ハコダテライスが日本で有数のランチとして紹介されるよう努力を続け、道南の食材をPRしたい」としている。(山田大輔)