臥牛山1月11日・国内線ターミナルも改修を
「定刻になっても出発しないと思ったら、続々と20人ぐらい乗り込んできた。どうにかならないかな」とこぼす友人。出張に向かう際、ある空港で、30分遅れで飛行機が出発したそうだ▼飛行機で手荷物を預ける時は検査を受ける。この日、団体観光客がチェックイン終了時間直前で空港に着き、バッグとお土産の検査を受けるに時間が掛かった、と友人は考える▼部下も先日、余裕を持って函館空港に行ったはずが、一つ後に出る便に乗る団体が荷物検査に並び、時間が迫ってあせったという。函館のみならず、空港ではよくある話だ▼函館空港ビルビルディングは3月、国際線ターミナルの改修に着手する。海外便の利用増を受けての工事だが、「東日本ゴールデンルート」の観光を作ることが必要とされる中、関東や東北から函館に入る旅行者も増える。北海道新幹線と航空機を組み合わせた旅行商品も考えられる▼「函館空港は土産店の数が多いけど、保安検査場前で休む場所は少ない」と話す旅行者や、「フリーwi-fiのエリアが分かりにくい」と職員に問い合わせるビジネスマンも見た。現状の国内線ターミナルもフロアや検査機器の改善も一考ではないだろうか。(R)