【森】世界遺産への登録を目指す「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)の構成遺跡から、鷲ノ木遺跡が暫定的に除外されたことを受けて町教委は、新年度に「鷲ノ木遺跡整備基本計画準備委員会」を設置する方針だ。町は今後、同委の協議などを踏まえた上で、遺跡の整備基本計画策定に取り組みたい考えだ。
準備委員会は道内外の縄文遺跡専門家6人が委員となり、文化庁や道教委などからオブザーバーとして数名が参加する予定。同委では整備事業の構想や、整備に伴う各種調査の指導、助言などを協議していくとしている。
町教委は「鷲ノ木遺跡は国指定の史跡なので、今後もしっかりと整備していく。そうした取り組みが構成遺跡、そして世界遺産登録へつながると考える」としている。(野口賢清)