【七飯】函館七飯スノーパーク(東大沼666)が26日、道南のスキー場のトップを切ってオープンした。気温の高い日が続いた影響で当初の予定から約2週間遅れた中、町内外から親子連れなど約200人が足を運び、初滑りを思い思いに楽しんだ。
26日までに降った自然雪と人工降雪機により、約40センチの雪が積もり、初心者向けの小沼コース(約1キロ)が滑走可能に。オープン初日は家族客や友達同士での一般客でゲレンデはにぎわいを見せたほか、小学生や幼児を対象としたスキー教室も開かれた。
随時、駒ケ岳を一望できる約2キロのしらかばコースなど、全8コースのオープンを目指す。今年はオープンが延び、シーズン券や割引1日券の払い戻しも数件あった。同パークの佐川大蔵係長は「昨年よりも大幅な遅れで迷惑をかけたが、年内にオープンを迎えることができて良かった。雪質には少し物足りなさがあるが、ゲレンデで思い切り楽しんで欲しい」と話していた。
森町から親子で来場した角野洋さん(42)は「まだ1コースのみだが、待ち遠しかったので本当に楽しい」と話し、泰知君(9)も「今年はたくさん練習して上手に滑りたい」と笑顔を浮かべていた。
営業は来年3月27日まで。通常は平日午前9時~午後5時。金・土・日・祝前日は午前9時~午後10時。31日のみ午後5時まで。料金は1日券(午前9~午後5時)が一般4300円、小学生1000円、中高校生と55歳以上は3300円。問い合わせは同場(☎0138・67・3355)へ。(毛利祐一朗)