函館市は、12、13の両日、金森ホール(末広町14)などで実施した北海道新幹線開業100日前カウントダウンイベントの来場者数をまとめた。同ホールでのイベントには2日間で約8000人が来場。東北の食や芸能を中心としたイベントに大きな関心が寄せられた。市企画部は「イベントは回数を重ねるごとに反応が良くなり、新幹線開業への機運が高まりつつある」としている。
市や経済界でつくる実行委が主催し、昨年10月のキックオフ以降、開催してきたカウントダウンイベントは今回が最終回。市企画部新幹線開業イベントプロジェクトチーム(PT)によると、12日は4600人、13日は3450人が来場し、ほぼ見込み通りの入りとなった。
同PTは「初日は開館と同時にステージ前の座席が埋まり、郷土芸能が人気だった。PRブースのパンフレットの持ち帰りも多く、開業で近くなる東北への関心が高い」とする。13日は、はこだてクリスマスファンタジー点灯式でもPRを行い、暁月めぐみさんのライブなどで盛り上げた。
同実行委主催の次回イベントは、来年3月26、27日にJR函館駅周辺で開催する「祝!北海道新幹線開業 つながるニッポン祭り」となる。北海道から九州・鹿児島まで新幹線のレールで結ばれることを記念し、函館のグルメや全国のラーメン、郷土芸能で観光客を歓迎する考えだ。同PTは「多くのお客様をお迎えして、北海道新幹線の開業と函館の魅力をPRするため、準備を進めていきたい」としている。
(今井正一)