臥牛山12月11日・イベント時の民泊
中国東方航空の函館―杭州線が8日に就航した。本紙記事では中国からの来訪に期待する声が出ているが、函館に限らず全国的にホテル・旅館の予約が取りづらい状況が続いている。自国民の旅行やビジネスに支障を来す事態となっては本末転倒の感も▼福岡市が今月、同市内で行われる人気グループ・嵐とEXILEのコンサートのある日に限り、市内で「民泊」を認める方針を明らかにした。ホテル不足対策として個人宅やマンションで料金を取り、宿泊場所として提供する市民を募るという▼宿泊場所を有料で提供する場合、通常は旅館業の許可が必要だが、2、3日程度のイベント開催で宿泊施設不足が見込まれる場合は自治体が民泊先を養成でき、法律の対象外としている▼2013年にGLAYが緑の島で野外ライブを開き、2日間で約5万人を集めた際に市内でも宿泊不足が指摘された。当時、冗談で「うちに泊まったらいいのに」と思った覚えがあるが、それが可能になる▼例えば料金を統一したり、大声を出したりしないといった一定のルールも必要になってくるのでは。数年後に行われるであろう野外ライブは、チケットのみならずホテルも大争奪戦となるはずだ。(C)