NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は来年1月24日、野外劇の魅力を広めようと、ダンスとせりふ読みのワークショップを初開催する。同会事務局長の里見泰彦さんは「ワークショップを通して、野外劇のさらなるレベル向上につながれば」と期待し、参加を呼び掛けている。
函館市地域交流まちづくりセンターとの共催。同会ではこれまで、殺陣(たて)のワークショップは開いてきたがダンスとせりふは初めて。今夏の野外劇が、五稜郭タワーアトリウムや五稜郭公園一の橋広場を舞台とした初の昼公演となり、観客と出演者の距離が近くなったことにより、今後も同会場で開催する際は劇の臨場感をより高めていく課題があったため、動きや発声を良くすることで企画した。
ワークショップの会場は市芸術ホール地階リハーサル室。参加は無料。ダンスは午後2時からで、講師は市内石川町で「JADE Dance Studio」を主宰する竹内翠(みどり)さん。せりふは午後4時からと同5時半からの2部制で、講師は青森を拠点に活動する演出家で、俳優の田邉克彦さん。
ダンスの対象は中学生以上で定員30人。興味があれば経験不問。音楽に合わせて体を動かす楽しさを学ぶ。せりふは小学校高学年以上が対象で、マイクがなくても届く声の出し方などを学ぶ。午後4時からの第1部は子どもと大人が対象。第2部は大人のみが対象。それぞれ定員30人。参加申込書は同会ホームページ(http://www.yagaigeki.com)からダウンロードできる。問い合わせは同会事務局(☎0138・56・8601)まで。(半澤孝平)