行政書士や葬儀業者ら専門職が連携し、「終活」に関わるサービスをワンストップ窓口で一体的に行う団体「終活センターれいんぼー」がこのほど、函館に発足した。終活全般の相談対応や利用者のニーズに応じて専門職につなぐなどのサポートをするほか、講座やイベントを開き、終活の啓発もしていく。発足を記念し、4日午後6時からサン・リフレ函館(大森町2)で無料セミナーを開く。 (鈴木 潤)
メンバーは代表の石川秀行さん(北斗市)と石原一史さん(函館市)の行政書士2人に、葬儀会社「典礼舎」(八雲町)専務で、1級葬祭ディレクターの打田智明さん、清掃管理業TSCテスコ統括部長で、遺品整理担当の成田知哉さん。
もともと石川さん、石原さんの2人で「相続アシストセンターれいんぼー」を立ち上げ活動していた。相続・遺言や葬儀、遺品整理など多岐にわたる事項を一手に引き受け、専門職につなぐことが利用者のサービスにつながると考え、交流のあった打田さん、成田さんに声を掛けて組織を立ち上げた。
石川さんは「複数の専門職の連携で相互の業務や知識を補完し合い、さらに個々のネットワークを生かすことで効率的なサービスができる」と話す。
今後、定期的に終活セミナーを開催するほか、葬儀・法要体験会なども企画していく考え。
4日の記念セミナーでは、「身近な終活あれこれ」と題して、4人による講演のほか、無料相談会(午後7時半~同8時半、予約不要)もある。
セミナー開催前の午後3時~同5時半にも相談対応する(要予約)。
問い合わせは石原行政書士事務所(☎0138・84・8248)へ。