サンタクロースの衣装でまちを練り歩き、参加費をもとに闘病中の子どもらにプレゼントを贈る慈善活動「函館サンタラン2015」(実行委主催)が29日、函館市内で行われた約140人が参加し、「メリークリスマス」と市民らに声を掛けて温かな雰囲気を演出した
世界各地で行われているチャリティーイベントで、函館では昨年に続いて実施道教育大函館校の学生らが中心に準備、市電などの関係機関が協力した
参加者の大半は一般市民で「昨年に続く参加者が多くてうれしい」と実行委五稜郭タワーに集まり、市電で西部地区に到着後、歩いて元町公園や八幡坂、クリスマスファンタジー会場に入った寒空のもと、参加者は軽快に歩を進めて交流を深めた
益金は後日、諸経費を除き、市内の病院や児童養護施設の子どもたちのクリスマスプレゼント代となる
2年連続で参加した市内の上野いずみさん(32)は「子どもと一緒にすてきな時間を過ごせた」長女の里鶴(りづ)ちゃん(3)も「クリスマスプレゼントが楽しみ」と笑顔だった
実行委員長の道教育大函館校2年、小野寺聖(りょう)さん(19)は「多くの協力に感謝し、来年以降も活動が続くことを期待したい」と話していた(田中陽介)