函館市松風町の公園で、白いテープのようなものが付着したハトが見つかったと、会社員男性から函館新聞に写真と情報が寄せられた専門家は「人のいたずらで飛べない可能性も高く、鳥にとっては致命的」と指摘野鳥への虐待が社会問題になる中、男性も「なぜこんなことを」と憤っている
5日午前6時40分ごろ、大門地区にある月光仮面の像付近で、通勤途中の会社員男性(54)がこのハトを目撃した写真では、頭部と胴体右側の尾羽に平行する形で、白い物がついているのが確認できる男性によると10羽ぐらいいたが「すぐに異変に気付いた家を出る前にテレビのニュースで鳥の虐待問題をやっていたので、まさかと思った」と語る
元知内町職員で日本野鳥の会会員の竹田徹夫さん(64)は「尾羽は飛行機の尾翼と同じで、異物がつくと飛んだり着地の際に困難になる頭のてっぺんにテープがつくことは自然界ではあり得ない人間がハトを捕まえて貼りつけた可能性が高い」とみる
兵庫県伊丹市の公園では今月4日、胸に吹き矢と思われる矢が刺さったカモが見つかり、話題となっていた(田中陽介)