11月に入り、函館市内・近郊の百貨店や大型スーパーでお歳暮商戦がスタートした個人消費の回復を背景に、高価格帯の品ぞろえを強化する店も高級ワインや地元特産品などこだわりの品を並べ、売り上げ増を狙う各店ではピークを今月下旬から来月上旬とみている
棒二森屋(若松町)は5日、本館7階にギフトセンターを開設開店前には恒例の出陣式を開き、約50人の従業員が菊田弘美副店長の音頭で「ガンバロー」を三唱力強くこぶしを掲げた
首都圏を中心に展開する高級スーパー「成城石井」とタイアップしたオリジナルのワインセット(5000円、8000円)など670種類を用意担当者は「9月のリニューアル以降、ワインの売り上げが伸びているので今年の目玉に据えた」としている
丸井今井函館店(本町)は12日に特設コーナーを設置し、昨年と同じ約1900点を並べる予定来年3月26日の北海道新幹線開業を見据え、地元産品を集めた「函館・道南ギフト」を展開する担当者は「地域のおいしいものを買い求める客のニーズに応えたい」と話す
テーオーデパート(梁川町)は7日から海産物を中心に約700種類を取り扱う予定という売れ筋は4000円前後とみており、「景気回復を見込んで1万円前後の品ぞろえも強化した単価が上がることを期待したい」とする
イオン北海道は道内40店舗で「函館・道南ギフト」を特集人気のハムやラーメン、銘菓などを紹介している上磯店(北斗市七重浜)では10月末から店内にカタログと商品を並べており、3000~3500円のビールや食品の売れ行きが良いという(山田大輔、金子真人)