• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 3/22
    函新ウイークリーレビュー
  • 動画ニュース
    国の重要文化財・遺愛学院本部が報道公開
  • 求人情報
    マーケティングスタッフ、記者

駒ケ岳噴火想定し避難訓練、森町

【森】町は17日、町内全域で駒ケ岳の噴火災害を想定した「森町駒ケ岳火山噴火防災避難訓練」を実施した町職員や町消防本部、森署などの各関係機関、町民ら約500人が参加し、避難所の開設や避難者の受け入れ態勢の構築、防災行政無線放送による情報伝達訓練などを通じて、火山災害発生時に迅速かつ的確な行動ができるよう備えた
町内全域での実施は2005年の合併後初の試みこの日は未明に駒ケ岳の火山活動が活発化、午前9時ころに小噴火し噴火警戒レベル3が発表されたと想定町役場に災害対策本部を設置して、降灰採取や避難所開設を指示情報伝達訓練では防災行政無線を使用し、町内全域に噴火情報や避難指示など、住民への周知を図った
さらに同10時過ぎには噴火警戒レベル5(避難)が発表されたとし、砂原地区全域や赤井川、駒ケ岳、姫川の一部など第一次避難区域指定されている地域の住民に避難指示を発令対象地域に住む住民に対して指定した避難所へ向かうよう指示した
避難所は森町公民館とグリーンピア大沼の2カ所に設け、午前8時半にはすでに自主避難する町民の姿も見られた第一次避難区域に指定されている尾白内町の男性(80)は「午前8時ころの防災無線を聞いて、自主的に早めに避難したこうした訓練を経験しておくことで、いざという時に素早く行動できるようにしたい」と話していた
避難所では、森町赤十字奉仕団がアルファ米を使った炊き出し訓練も合わせて実施された町防災交通課によると、この日避難所に訪れた人は公民館が138人、グリーンピア大沼が102人だった
このほか、登山者を対象とした避難対策訓練では、午前8時半の噴火警戒レベル2(火口周辺規制)発表により立ち入り規制を実施町職員や森署員が登山車両や入山届けを確認し、避難誘導に当たった旧森町時代に森町消防署長を務めた東森町の本多堅勇さん(83)は「訓練は繰り返し行うことが重要参加したわれわれの声や、噴火災害を経験している他自治体の例を参考に、防災に強いまちづくりを目指してほしい」と期待する
梶谷恵造町長は「災害防災について普段から心掛けていなければ、いざというとき被害に遭ってしまう改めて今日の結果を反省し、みなさんの安全を確保できるようにしたい」と話していた町は参加者にアンケートを実施しており、「今後の検討課題としてみなさんの声を参考にしたい」(防災交通課)としている(野口賢清)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 素敵なパートナー見つけて 30日に「道南200人DE合コン」
      2. 刻んだ歴史、次代に継承へ 遺愛学院本館が報道公開
      3. ナマコ密漁、主犯格に有罪判決 函館地裁
      4. 函館市、関連団体のキャッシュカード紛失 準公金34万円引き出される被害
      5. コート盗んだ疑いで男女2人を逮捕
      6. ポリテクセンター函館、職業訓練の受講生募集
      7. 七飯町人事(4月1日)
      8. 市立函館病院に「夜間こども急患室」 小児科の救急体制変更 センターから移管
      9. 函館焼肉宏楽園/老舗焼肉店が新築移転
      10. 北斗市人事(4月1日)

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      3月29日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト