函館中央署(堀内巖署長)は13日、同署で飲酒運転根絶対策専門の「函中SDDプロジェクトチーム」の発足式を行った道警で飲酒運転を取り締まる専門チームの発足は初めてで、市民に飲酒運転の危険性を呼び掛け、飲酒運転を許さない社会環境づくりを推進する
道内での飲酒絡みの交通事故は、砂川市で6月に起きた一家5人死傷事故や、昨年7月に小樽市で女性4人死傷事故などが発生している同署管内でも飲酒が関係する人身事故は前年同期比5増の8件と増加しており、根絶に至ってないことから専門チームを発足した
「SDD」は「ストップ・ドランク・ドライビング」の頭文字で、同署の稲井幹樹交通第二課長をリーダーに20人で編成主な業務として①飲酒運転の危険性の広報と啓発②飲酒運転などの情報を収集し、効果的な検問や取り締まりの実施③酒類を提供する飲食店などに対し、根絶に向けた取り組みの協力要請などを行い、交通事故を抑止する?を挙げた
発足式で堀内署長は「管内の飲酒運転に絡む交通事故の根絶に向け、今後奮闘努力することを期待する」と訓示リーダーの稲井交通第二課長は「道民生活の安全と安心を確保するため、チーム一丸となって取り組むことを誓います」と宣誓した式後は、酒類を提供する飲食店を訪れて取り組みへの協力を呼び掛けた
同署によると、12日までの人身交通事故件数は前年同期比47件減の401件、死者数は同3人減の1人、負傷者は同79件減の481件と、いずれも減少している(能代俊貴)