音楽を通じ、東日本大震災の被災者支援活動をする「ソリダリテ」と、夏休みに福島県の親子を函館に受け入れる保養プログラムを実施する函館YWCAの「北の大地プロジェクト」は共催で、チャリティーコンサートを27日午後2時から遺愛学院講堂で開く会場で募金を行い、今夏の同プロジェクト運営資金に充てる
「ソリダリテ」はフランス語の「団結」「連帯」を意味し、函館のピアニスト、伊藤亜希子さんを代表、ソプラノの次藤正代さんと畑野祥子さんを副代表として震災直後に結成これまで市内でコンサート「コンセール・ドゥ・ソリダリテ」を行い、今回で7回目
同プロジェクトは福島第一原発事故で被災した福島県の親子を対象に、2012年1月に初めて実施同年から夏に毎年行い、今年は10組30人が来函する函館YWCAの廣部節子代表理事は「今年は83組の申し込みがあった子どもだけを受け入れる活動は多いが、親子で行うのは少ない保護者も函館で気持ちをリフレッシュしてほしい」と話す
昨年、函館YWCA主催のチャリティーコンサートにソリダリテがゲスト出演した縁で、今年は共催としたコンサートのテーマを「初夏の旅人」とし、「この道」(北原白秋作詞)のほか、「広い河の岸辺」(スコットランド民謡)、フィギュアスケートの浅田真央選手も使用した「アイ・ガット・リズム」(アメリカ)など、世界の有名曲をピアノソロ、独唱、二重唱で、計13曲を披露する伊藤さんは「コンサートで震災復興に向けて頑張るという気持ちになってくれれば」と話す
入場無料問い合わせは函館YWCA(TEL0138・51・5262)へ(山崎純一)