道教委は2日、2016~18年度の公立高校配置計画案を公表した道南関係では16年度に奥尻を町立に移管するほか、長万部を地域キャンパス校にする17年度には、函館工業定時制の機械科と電気科を電子機械科に再編して1学級減とするまた、市立函館を18年度から2学級減の6学級とすることを盛り込んだ
奥尻は定員割れが続いていたが、町からの要望などを踏まえて道立から移管長万部は、他の高校への通学が困難かつ、地元からの進学率が高い八雲をセンター校とし、出張授業や通信機器を活用した教育活動などに取り組む
函館工業定時制は16年度に1学級減が決まっており、2年続けて1学級減となる一方、定員割れにより本年度1学級を減らした森は、本年度の入試結果などから中卒者数が増えると見込み、16年度に1学級増やす
配置計画は、道教委の「新たな高校教育に関する指針」に基づき、中学校卒業者の増減に対応しながら定員の調整や再編整備を行うもの本年度は16年度から3年間の計画を策定するとともに、19~22年度の見通しを示した
中学校卒業者数は、渡島管内は3586人(15年)で、7年後の22年には609人減の2977人と想定桧山管内は308人(15年)から同84人減の224人と推計している改行計画案は7月に開く地域別検討協議会を経て、9月に正式決定する(稲船優香)