【北斗】北斗市の高谷寿峰市長は19日、同市総合文化センターで開いた記者会見で、来年3月の北海道新幹線開業日に合わせて新函館北斗駅(市渡)で実施するおもてなしイベントの概要を発表した当初予定では開業日と翌日のみだった開催期日を7日間に延長するほか、タレントのステージなど集客力を高めるプログラムを行う関連経費2610万円分を追加計上した本年度一般会計補正予算案を6月開会の市議会定例会に提案する
開業日のイベントについて市の本年度当初予算では、開業日と翌日の2日分の企画運営委託料1000万円分を計上していたしかし、今年3月14日に開業した北陸新幹線の盛り上がりをみて、3月末までの仕掛けが必要と判断し、当初計画を変更した3月中旬の開業を想定し、祝日を含めた3連休、下旬の土・日曜の開催を予定している
イベントでは、駅西側の公園に北斗と道南の食を販売するプレハブを7棟程度設営、出店者15店程度を募る地元産の食材を使ったメニューを無料で振る舞い、北斗市をイメージした記念品1万個の制作を計画している
企画や運営を民間事業者に委託する考えで、予算成立後、プロポーザル(提案)方式で8月下旬にも受託業者を決定する
高谷市長は「北陸新幹線並みに盛り上がるイベントにしていきたい」と述べた
また、市がバス事業者に委託し、赤字が続いている南北市街地連絡バスの今後の対応について「すぐに廃止するわけではないが、いつかの時点で判断しないといけないと考えている」とし、北海道新幹線開業に向けた2次交通の議論などを見極めて結論を出す考えを示した(鈴木潤)