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臥牛山12月22日・市電の延長

 「今思えばもったいなかったかな」。ある函館市幹部が数年前、こんな言葉をつぶやいていたのを思い出す。話のタネは路面電車の廃止。現在、JRの特急の大半が停車する五稜郭駅への路線が1970年代に廃止されたことを振り返っていた▼函館市電は70~90年代にかけて路線廃止が相次いだ中、道内で市電が走るもう一つの街・札幌では20日、西4丁目―すすきの間をつなげ、1周8・9キロの環状運行を始めた。歩道沿いを走り、車道をまたぐことなく電車に出入りできるのが特徴だ▼環境に配慮して中心部に乗り入れる自動車の減少につなげるのが狙い。気になるのは事業費で、約400メートルの延長で29億4200万円がかかったという。乗客は増えるとみられるが、完全に軌道に乗るにはまだまだ時間がかかりそう▼函館の市電も駅前と五稜郭公園前で電停が新しくなり、スマートな印象を与えている。ただ、その恩恵に預かれる市民は人口の一部にとどまる▼市電沿線の人口が減り、郊外に流出する傾向は路線廃止が相次いだ時期から大きく変わらない。「ないものねだり」なのは分かっているが、せめて五稜郭から美原方面への路線があれば、より暮らしやすい街になったのでは。(C)

      臥牛山

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