日本航空(JAL)函館空港所は5月31日、新型コロナウイルス感染症予防対策として、同空港JALチェックインカウンターなどに抗ウイルス・抗菌のコーティング剤の吹き付け作業を行った。
JALではこれまで感染予防策として、パーティションや手指消毒材を設置してきたが、衛生的な環境整備を強化しようと、利用者が触れる機会の多い場所に対し、抗ウイルス・抗菌加工のコーディング材を施している。函館空港は全国22空港目で、道内では女満別などに続き3番目。
この日はメーカーの講習を受けたJALのグループ会社の2人が東京から訪れ、ミスト化したコーティング剤を自動チェックイン機、搭乗口ボーディングステップ、車いすなどに吹き付けした。コーティング剤は鉄道車両やホテルなどでも使用され、効果は3~5年あるという。
同空港所の河合美和統括マネジャーは「緊急事態宣言で移動する人が少ないが、空港内や機内などあらゆる場所を安全・安心にご利用いただけるようにしていきたい」と話していた。
作業は1日も奥尻空港で行い、今年度中に55空港で実施する予定。(山崎純一)