【七飯】道の駅「なないろ・ななえ」に隣接する商業施設「男爵ラウンジ」が25日に開業するのを前に22日、報道向けの内覧会が開かれた。七飯で男爵イモを生んだ川田龍吉男爵のフロンティア精神やライフスタイルを発信する新たな施設が誕生する。
同施設は、七飯町が公募した民間活力導入事業に手を挙げた男爵倶楽部(函館市大手町、木村孝二社長)が計画。同社が北斗市当別で運営していた男爵資料館(2014年休業)からロコモビル蒸気自動車、農機具、家具など約500点を移設した。
83席あるレストランでは、まきの火を使って食材を焼き上げるグリルを導入し、ステーキなど洋食を提供。テイクアウトできるメニューは、5種類のオイル、7種類のディップ(ソース)を選べるフライドポテトやじゃがバター、コロッケなどを用意した。
同社の木村太郎常務は「特に地域の方に川田男爵や男爵イモの歴史を伝えたい。道の駅と力を合わせ、七飯にとって誇りになるような施設にしていきたい」と意気込んでいる。
23日午前9時~午後6時はプレオープン、25日午前9時半からオープニングセレモニーを行い、同10時オープン。以降の営業時間は午前9時~午後6時。(稲船優香)