【木古内】道南いさりび鉄道(本社・函館市)は23日、JR木古内駅に隣接する道の駅「みそぎの郷きこない」で、開業10周年を記念した初の大型イベント「乗って!食べて!いさ鉄大感謝祭」を開いた。節目の年を祝おうと、朝から多くの鉄道ファンや地元の家族連れが詰めかけ、会場は熱気に包まれた。
同社は2016年3月、北海道新幹線の開業に伴い、JR北海道から江差線(五稜郭―木古内)を引き継いで第三セクターとして開業。地域住民の足を守りながら沿線の魅力を発信し、今年で10周年の節目を迎えた。
イベントでは、同社とJR北海道、JR貨物の3社合同による子ども向け制服撮影会やプラレール展示などが行われ、子どもたちに人気だった。
特に注目を集めたのは人数限定の体験企画。保線用のレールカートに試乗できる「自動バイ乗車体験」や、今や貴重となった「キハ40形気動車」の運転席公開には、抽選券を求める人が行列を作っていた。
両親と一緒に函館から来たという田中奏士君(10)と遥結君(6)の兄弟は、自動バイに乗り「楽しかった」と口をそろえた。兄の奏士君は「将来は列車の運転手になりたい」と笑顔で話していた。
会場内の出店ブースでは「はこだて和牛コロッケ」や焼き鳥、すしなどが販売され、沿線グルメを堪能する人でにぎわった。
正午からは地元の「nooice dance box」が力強いダンスを披露し、会場を盛り上げた。同社の担当者は「初のイベントに多くの方に来場いただき感謝している。今後も地域に愛される鉄道を目指したい」と話していた。(横山蔵利)



