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PRODUCT HISTORY/『日新商会』ホッキしゅうまい

さまざまな地元の美味を包み込んだ北斗市を代表する特産品

まちの知名度を上げる 力強い商品が誕生
日新商会の前身は、金物・陶器・計量器などの販売店として、1923年創業した「新関金物店」。63年、LPガス、ガス器具販売をメインにした日新商会を併設し、その後「LPガス事業部」、「金物・住設事業部」を設立して、燃料店として新関 社長が陣頭に立ち地域に密接した事業を展開。80年頃に全国で提唱された特産品で地域を活性化する「一村一品運動」をきっかけに、2005年、食品事業部「てづくりしゅうまい華隆」を創設した。食が万人の注目を集めることに着目し、地元の特産物であるホッキを核にした地域振興を考えていた新関社長は「食べることと調理が趣味で、おいしかった料理を再現して周りに振る舞っていた」と言い、家族や当時所属していた旧上磯町商工会青年部のメンバーにも好評の手作りシュウマイとホッキを組み合わせ、新事業の軸として「ホッキしゅうまい」の製造をスタート。道内外のイベントに出店し、その味の良さから上磯町(当時)の町おこしの逸品として注目を集め、「上磯駅前商店街活性化補助事業」の呼び水にもなったという。

濃厚な味わいが魅力 ホッキの淡紅色も美しい
全国の物産展やイベントで人気を誇る「ホッキしゅうまい」の製造は、そのほとんどが手作業。1日当たりの製造分およそ30㎏の肉厚な道産ホッキを一つひとつ貝から外し、汚れを丁寧に取って下処理。飾り用の色鮮やかな先端部分を切り分けた後、身やヒモの部分を細かく刻んで、新鮮な道産豚の生肉に混ぜ、ゆっくり練ってコクを最大限に引き出した種を、薄い皮で包む。ベテランのスタッフたちが、加熱することで縮む方向と見栄えの良さを計算した上で、ホッキの先端部分をシュウマイの上部に乗せて蒸し上げ、急速冷凍。できたての風味を閉じ込める。ホッキの濃厚な旨味と、ムッチリとした肉々しさとジューシーさの見事な調和は、つなぎの片栗粉を極力使わず豚肉を多めに使用しているからこそ。「自宅で蒸す場合、蒸し器がない時は、水に一度くぐらせてから電子レンジで温めてください。油で揚げてもおいしいです」と新関社長。店舗では冷凍品を販売しており、土曜のみ地元への感謝を込めて「ホッキしゅうまいの日」として格安で販売。ホームページからはいつでも購入できる。

シュウマイを通じて良質な道産食材をPR
新関社長は「良いものには人を納得させるだけの物語があります。原料から徹底して吟味し、労を惜しまず手を掛けて、もうけは考えずに作ることで信頼を築き上げてきた。そのどれか1つでも欠けてしまっては、もううちの味ではない」と確固たる信念を持つ。「何を見てもシュウマイの具材や新商品に生かせないかと考えてしまう」と常にアンテナを張り、地元の魅力が伝わる商品作りに力を注ぐ。シュウマイの種類はスタンダードな「熟成肉」、宗谷管内枝幸町産ホタテを使用する「帆立」、芳醇な香りがギュッと詰まった「王様しいたけ」、道産トウモロコシの食感も楽しい「とうきび」を定番に、「ゆり根」などの季節の商品、旧大野町と旧上磯町の融合を願い「ふっくりんこ」で作った衣に「北寄」「帆立」のシュウマイの種を包む「北斗しゅう米こめの華」のほか、「帆立カレー」と創意工夫に満ちた品々を次々と生み出してきた。「道南ではなじみが薄いシュウマイ文化を根付かせたい」と、全国はもちろん地元でも長く愛される商品を目指して、たゆまぬ努力を続けている。

有限会社日新商会
北斗市飯生3‐2‐12
☎0138‐73‐2136 9:00~18:00 
日曜定休 
http://www.karyu-hokki.com/

ハコラク2021年8月号掲載





ホッキしゅうまい
有限会社日新商会 代表取締役 新関隆さん
製造風景
商品

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