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PRODUCT HISTORY/『ジャンボたらばかにコロッケ』 マルヒロ 太田食品

函館から世界に通じるオンリーワンの商品づくりに挑む

山海の幸を主原料に北海道らしい総菜を展開
北海道産の男爵イモを使用する変わり種のコロッケが国内外で人気を集めている「マルヒロ太田食品」は1992年開業。太田博社長の実家は中島廉売内に店を構える1945年創業の「太田かまぼこ」で、そこから独立する形で函館市本通に事務所と店舗「箱館男爵コロッケ工房」を構えた。当初は原料を調達し委託製造していたが、委託先の廃業を受け自社生産へと切り替え。2016年、広野町に工場と店舗を併設する事務所を新設し、生産能力を大幅にアップさせた。カニ、エビ、ホタテなどの海産物を旨味ごとジャガイモで包み込んだ「まるごとコロッケ」シリーズを主力商品に、バターの風味豊かな「インカのめざめバターコロッケ」、道内産の豚と牛の合挽き肉を使い、函館のレストランシェフ直伝レシピでジューシーに仕上げた「函館メンチカツ」、真イカを独自のタレで煮込む「函館いかご飯」と、全国各地の物産展での販売を主な目的とした、北海道ならではの商品を次々と発売。太田社長は広告塔として陣頭に立ち、商品の魅力を伝えている。

国内外の物産展でダントツの人気を誇る
たっぷりのカニ身を北海道産の男爵イモで包んだ「ジャンボたらばかにコロッケ」の現在の売り上げは、年間約8万個にも上る。かつて東京の催事において1週間で1万個が売れたこともあるメガヒット商品で、25年ほど前に会社を紹介するためのサンプル商品として製造し催事の販売ブースに並べたのが始まり。太田社長は「タラバガニを使っているとはいえ、当時でも1個500円超とコロッケとしては高額。1日数個売れれば良い方かなと思っていた」と打ち明ける。その予想を覆し、瞬く間に売り切れたのを契機に商品として生産を本格化させた。主原料は十勝地方の契約農家から仕入れる男爵イモと良質なタラバガニ。ゆでたてをマッシュした男爵イモに、タラバガニの煮汁を加えて旨味を含ませ、塩、砂糖を入れて練り上げなじませる。作業の大半はオートメーション化しているが、最終的なタネの形成は人の手でなければ、絶妙なやわらかさを生み出せないと言う。粗目のパン粉をまとわせてから急速冷凍して風味を閉じ込め、通販では冷凍食品として、催事や店舗では調理し総菜として、出来たての味を家庭に届けている。

商品に自信を持って世界へ〝函館〟を売り込む
「ジャガイモが嫌いという国はまずありません」と太田社長が断言するように、ジャガイモは世界中で生産され、料理も国ごとの特色を持つ。日本のコロッケは諸説あるが、明治時代に伝わったフランス料理クロケットが由来と言われており、その後独自の進化を遂げ、主菜として、またおやつとして広く人々に親しまれてきた。海産物をふんだんに使う同社のコロッケは目新しさに加えてコク深い味の良さに定評があり、東南アジアや遠くアメリカ・ニューヨークでも飛ぶように売れ、世界にも通じる商品となった。「新型コロナウイルスの影響を受け、これまでのようにイベントに出店するのは難しい面がある。出来ることを探して販路拡大を図りたい」と苦境の中、打開策を探る。また「世界にも通用するポテンシャルを持つ函館の商品は多い。強みを生かしたい」と、志を同じくする道南の企業と手を結び9年ほど前に「どさんこ会」を設立。シンガポールでのグループ出店を成功に導いた。商品の魅力を伝えるとともに「助け合って函館を盛り上げたい」と広い視野で挑戦を続けている。


有限会社 マルヒロ 太田食品
函館市広野町4‐8 
☎0138‐31‐4663
http://hiroshi1230.xsrv.jp/
※本社併設店舗「箱館男爵コロッケ工房」は当面休業中
オンラインショップ https://www.hakoharu.co.jp/kane8/
 
ハコラク2021年2月号掲載









ジャンボたらばかにコロッケ
有限会社 マルヒロ 太田食品 代表取締役 太田博さん
製造風景
製造風景

      PRODUCT HISTORY











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