【福島】まちづくり工房(平野松寿代表理事)は13日、町と、道南の洋食文化を作った老舗・五島軒(函館市、若山直社長)とのコラボレーション商品「北海道福島町あわびカレー」が、販売開始した7月からの累計販売数が間もなく5000個に達すると明かした。
あわびカレーは、日本初の完全陸上養殖に成功した町内産のアワビ2個使い、五島軒伝統のビーフブイヨンにアワビの出汁がコクを増し、味わい深いカレーに仕上がった。180グラム、税込1404円。
平野代表理事は、予想以上の反響に「正直驚いている」としながらも、高級志向の消費者ニーズをうまくつかんだのでは分析する。
特に、五島軒の直営店での売上が好調で、十字街プロミエルカモイ店の森亜希子店長は「中高年のお客さまがまとめて買われている。地方発送も多い」と話す。
初回分1500個から、増産を重ね5000個を製造した。想定を超える販売数でアワビの出荷が追い付かず、製造を一時ストップしている状況。
平野代表理事は「アワビの生育状況を見ながら、ふるさと納税の需要が高まる秋ごろまでには製造を再開したい」と話す。(佐藤由紀彦)