函館市海岸町14のカフェ「グリーンフォーレストカフェ」(田中桜子代表)でこのほど、コーヒー豆の外側の果肉と皮を乾燥させた「カスカラ」とガゴメコンブを使った新商品の試食会が開かれた。9月にコスタリカで行われる地元政府主催の物産展「プロコメル」への出品を目指したもので、参加者が試作品を持ち寄り、意見を交わした。
試食会は免疫を高め、血圧を下げる効果があるとされるカスカラの普及と、道南でしか捕れないガゴメコンブを世界に発信しようと、同店の田中代表とはこだて自由市場で海産物を扱う「やな商店」を運営するアルーチェ代表の播磨智子さんが主催した。
この日はパウダー状にしたカスカラを混ぜたクッキーやパン、カスカラとやな商店で販売しているガゴメコンブを入れたオリーブオイルソースなどの試作品を、それぞれレシピの説明を聞きながら参加者が味わった。
田中代表は「どれもいい反応を得られた。カスカラとガゴメコンブはどんな料理にも応用がきく。今後多くの人に協力をいただき、試作を重ねていきたい」とプロジェクトへの協力を呼び掛けている。問い合わせは同店(0138・41・1885)へ。(飯尾遼太)