流通大手のセブン&アイホールディングス(HD、東京)傘下の大型スーパーマーケットで、同HDが来夏の閉店方針を示していた「イトーヨーカドー函館店」(函館市美原1)が来年7月3日をもって閉店することが24日、明らかになった。
同店が入居するビルを所有する一位物産(函館市本町、村上幸義社長)と同HDとの間で調整が進められていたもので、店舗には24日までに閉店を知らせる張り紙が貼られた。村上社長は取材に対し「(閉店後の)空白期間をあけないよう、魅力あるテナントを探している」と話している。
同店は1980年9月にオープン。地上2階地下1階建てで、売り場面積約1万3000平方メートル。開業当時、人口増が著しかった美原地区の商業施設として発展し、同地区の振興にも寄与したが、近年は大型商業施設が市内に分散し、競争が激化していた。(鈴木 潤)