函館市企業局交通部は、6月10日の「路面電車の日」を記念し、明治時代の客車を復元した「箱館ハイカラ號(ごう)」の鉄道模型・Nゲージのベースキット(4400円)を販売している。駒場乗車券販売所(駒場町15、駒場車庫前)のオリジナルパッケージ入りで、100セット限定販売。取り扱いは同販売所のみで、通信販売などは行わない。
同キットの企画・設計を行ったグレイスモデル(杉並町)の増井慎吾さんによると、模型は実車を150分の1に縮尺し、サイズは長さ6・5センチ、幅1・6センチ、高さ3・7センチ。イメージングラボ浜松(静岡県)が展開する鉄道模型ブランド「エヌ小屋」から今年3月に全国発売し、実際に走行できるよう別売りで動力ユニットも用意しているという。増井さんは「『ハイカラ號』の設計図から、150分の1スケールで忠実に再現するよう力を注いだ。実車と変わらない造形ができた」と話している。
同部によると、14日午前9時の発売から好調な売れ行きを見せており、「用意した100セットのうち既に半数程度が売れている」としている。問い合わせは同販売所(0138・51・5171)へ。(海老田暁)